第14談 愛に付いて

第14談 愛に付いて 2021年 (令和3年) 2月27日 (土) 

今夜の「坊主さんの おせっ会」に、男3人+女4人=計7人参加しました。
今日は、多様な「愛」や「失敗や悩み」などに付いて、お話しを進めたいと思います。
愛と言っても、人間愛や動物愛・その他でも結構ですが、皆さん如何でしょうか?

先ずは、何方から行きますか?と、投げ掛けたところ、言い出しっぺの先生からお願いします。 との拍手喝采で、 僕がトップバッターでバッターボックスに立ちますので、宜しくお願い致します。と、挨拶しスピーチする事になりました!

じゃあ僕から『愛に付いて』お話し致します。
人間とは、男女共に物心ついた頃から『人は人を愛する事から始まり、愛する事で終わる』と思います。 そう考える事は、理屈では無く ごく自然に為せる業なのでしょうね。

男女の愛は、育む ものです。つまり、慈しみ育てて行く ものですよね!
難しい技術も必要なく、ただ お互いに愛される技巧と言うか技術を、持ち合わせ無ければ ならぬと思うんですよ。 そうでなければ、長続きせぬでしょうね!

けれども、 時として男性は【 愛する事が浅く、移り気な人が多い 】ようです!
それに対し、女性は【 稀にしか愛さぬが、愛情が深い人が多い 】ようですね!
まっこと、相思相愛で一緒になれる方は、数少ないのでは ないでしょうか?

故に、身近にいる人などで ある程度妥協し一緒に暮らしたり、その反対に心から好きで好きでたまらず何度もアタックし、ノックアウトされる方や・根負けし結婚に至る方などもあるでしょう。 

その為か、男性がよく浮気したり するのかも?  しかしながら、近頃の女性は負ず劣らず、寧 (ムシ)ろ男性を凌 (シノ)ぐ勢いで、世に躍り出ている ようです、「不倫に」!

中には、夫が単なる浮気相手に留まらずに、経済的援助も伴うような『愛人~情婦~妾』を囲う事も、未だに あるようです。

囲うとは『男が妾を囲う』事を「籠の鳥=カゴのトリを飼う」のと、同様の意味合いで使ったようです。また逆に、夫持ちの妻が「情夫=若い燕を囲う」事もあるようです!

古くから、資産家の旦那衆は良く お妾さんを囲い子を孕 (ハラ)ませても、共に面倒を見たものです。 本家の本妻や本妻の子等と、妾と妾腹の子と区別され、卑下されて育つた方もあったようです。

本妻も、妾の存在をほとんど承知していて、公認されている方が多かったようです。
このような事は、社会的に隠されるものでは無く、かえって「男の甲斐性」と風潮される時代も あったようです!

但し「不倫と妾」は、はなから違うのでは無いのかなー?
不倫は、既婚者が浮気相手との恋愛ごっこであり、お妾さんには生活の糧と成る お手当が長期に亘り発生すると想うので、その処で現実的な格差が生じるので、別物と考えた方が 良いでしょうね?

また、妾「めかけ」を「ショウ」とも読み、妻子ある夫を寝取り、犬畜生にも劣る行為との事からなのか、畜妾「チク ショウ」とも呼称されたようです!

このように、人を愛する事には多くの自己犠牲が伴う時もあり、愛するが故に事件や争い事も起こり得るのです。 これが命懸けの本当の愛と言えるのかも?  愛とは一見、道を踏み外すと、恐ろしいものですよね!  皆様も、くれぐれも お気を付けて下さい。

では、その他の愛は、本当の愛に値しない、偽物 (マガイモノ)なのでしょうか?
しかして、純愛は何処へ・・・?   このような愛には、僕は経験不足で疎 (ウト)いので よう分かりませんが、皆様は如何 思われますか?

最後に締めとして、もともと『愛』とは「煩悩からくる、もしくは貪 (ムサボリ)に近い」仏教用語から発祥した言葉で、簡単に言うと【愛=執着 (シュウジャク)】の為せる業の、意味を表すものでしょうね。

今夜は、この辺で終わらせて頂きますが、他の参加者の語り合いは、拙僧の胸の内にて・・・では、お休みなさいませ。 また、次回 ご覧あれ。

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