第9談 クリスマスに想う

第9談 クリスマスに想う 2020年(令和2年) 12月25日(金)

今朝9時過ぎ頃、弟子の H さんから「先生 メリークリス 云々」と、メールメッセージが入りました。 ので、早速 僕も『オハヨウー有り難う御座います、貴女方も今晩 楽しんで下さいね』と、返信しました。

が、拙僧としては、我が国の御年越やお正月が目前に迫り、色々と支度で小忙 (コゼワ)しい最中 (サナカ)で、口には出さずとも素直に喜んで上げられませんでした。

夕方になり少し落ち着いてから、いくら忙しくても  H さんの気持ちも察し、もう少し気の利いたメッセージを送れなかったかと、今更ながら反省をしておりますが「身から出た さび」で「後の祭」ですね。

ただ僕は、あまり外国のマネをしない方ですが、この日本(ヒノモト)の人々は昔より「目新しい物」は 他国の物であれ、その他の物であれ 何でも受け入れ、物真似から工夫を凝らし、それ以上の物を生み出す習性を併せ持つ、好奇心旺盛な系統ですから致し方ないでしょう。

また、そこが日本人の良いところなのかも?

ちなみに英語のスペルでは〔クリスマスを Christmas〕と書き、『キリストをChrist 』と 後に続く礼拝や祭礼の意味を表わす『 ミサを mas 』と、この【2つの単語を組み合わせた】ものですよね。

そうなると〔Christ mas=クリスマス〕は【キリストのミサ】 祭礼と言う、祝福の意味合いも含まれていると、思いませんか!

キリストの誕生日は記録に残っていないようですが、後世の者が「冬至祭」の あった「12月25日」を誕生日に充てて、お祝いをする事に成ったようです。

つまり 『12月25日のクリスマス』は【キリストの誕生日】に 充てられた、クリスチャンの祝日なんですよね。

そのように考えると拙僧等は仏教徒ですから、異教徒の「クリスチャンのクリスマス」を祝って、宜しいのですかねー?
「猿は生姜(ガ)の味を知らず」ですか!

いずれにせよ「 触らぬ神に祟りなし」と 言う事もありますから、僕は否定も肯定も しませんが中立の立場で、我ら日本人は何と大らかで 懐の広い人種なのでしょう。

このクリスチャンのクリスマスはキリストの誕生日を祝う筈なのに、今では世界中で多くの大人から子供迄もが、共にクリスマスを祝って上げているのですから、「清濁あわせ呑む」で 摩訶不思議ですね!

この事は世界的に見ても、また人類の全ての宗教家にとっても珍しく、世界平和の解決方法の一端に含まれるのかも、知れません?
諺に「宗教のない教育は ただ利口な悪魔をつくるに すぎない」と ありますが、 如何あらんや?

拙僧も、宗教戦争や利権争いの無い 「社会平和が築かれる事」を、待ち望む者でありますが「骨折り損のくたびれ儲け」ですかねー?

言葉 足らずで申し訳ありませんが、夜も更け もう24時 この辺で横になりたく、次回に・・・お逢いしましょう。では、お休みなさいませ?